犠打(犠牲バント)の書き方

走者を進めるために打者がバントをして、打者がアウトになる(またはアウトになるはずだった)のが、犠打(犠牲バント)です。四角で囲んで、ふつうのゴロと区別します。

スコアブックの書き方は、チームやリーグによって、大きく2通りあります。早稲田式と慶応式です。どちらか1つを覚えれば足りるので、所属する団体の方式の図を見てください(2つの書き方について)。

早稲田式 慶応式
記入例の図(一塁の走者を二塁へ送るバント・三塁手が捕って一塁へ送球)
犠打・早稲田式Ⅰ5-3 犠打・慶応式5–31
書き方
守備番号を、送球の順に書き(図では 5-3)、全体を青い四角で囲みます。そえた⌣の形の弧は、ゴロの記号です。ひし形の中の「Ⅰ」は、1つ目のアウトです。 分数の形で書いた、上段の「5—3」を、四角で囲みます。四角の下の辺が、横線を兼ねます。下段の「1」は、1つ目のアウトです。バントヒット(BH)は、四角で囲みません。
犠打は、打数に数えない
両方に共通
犠打(犠牲バント)は、打数に含めません。打率が下がらないので、四角で囲んで、ふつうのアウトと区別します。バントを試みても、走者が進まずにアウトだけになった場合は、犠打になりません(ふつうのアウトです)。
バントでも、犠打にならないとき
両方に共通
バントで、打者が自分も生きようとした(セーフティバント)ときは、生きればバントヒットか失策になり、一塁でふつうにアウトになれば、犠打ではなく、ふつうのアウトです。また、野手が先の走者を狙って、打者が生きたときは、野手選択(Fc)になることがあります。ただし、野手がミスなく処理すれば打者は一塁でアウトになっていた、と記録員が見たときは、打者が生きていても犠打を記録することがあります。
犠牲フライは別の記号
早稲田式と慶応式の書き分け
犠牲フライ(飛球が捕られたあとに走者が返った)も、打数に数えません。囲み方は、方式によって違います。慶応式(NPB 公式)は、犠打も犠飛も、アウトの種類を四角(□)で囲みます。このアプリの早稲田式は、犠打を四角(□)、犠飛を三角(△)で囲んで、見分けます。

スコアブック Web by CuViu での入力

ブラウザで使える無料の野球スコアブック「スコアブック Web by CuViu」では、次の順に入力すると、上の図のような記号が書かれます。画面の表示を切り替えると、早稲田式と慶応式のどちらでも見られます。

前提:1番打者が四球で一塁に出ている状態で、2番打者の打席を入力します。

  1. 「打球結果」を押す。
  2. 「アウト」→「犠打・犠飛」→「犠打」を選ぶ。
  3. 数字パッドで、送球の順に守備番号をタップします(5 → 3)。
  4. 「決定」を押す。
  5. 結果を確認して「次打者へ」を押すと確定します。

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この記事の図は、スコアブック Web by CuViu(版 0.4.63)の描画そのものです。早稲田式の書き方は長崎県高野連「野球スコアブックの記入方法」、慶応式の書き方は NPB 公式「スコアブックの記入方法」を参考にしています。ほかに、Wikipedia「スコアブック (野球)」の解説も参照しました(どの団体とも、提携や公認の関係はありません)。チームやリーグによって細かな書き方が違うことがあるので、迷ったときは、所属する団体の決まりを優先してください。

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